「育つ庭」という名前の、小さな庭をつくることにしました。
草花に囲まれた、座り心地のいい庭に、
おいしいものと音楽と、仲間たちの笑い声。
大人も子どもも、ともに育つ、小さな庭。
2018年、2019年と開催した「夏至のピクニックパーティ -育つ庭-」。
音楽やワークショップ、地元のおいしいものがそろったイベントは、たくさんの仲間たちに集まってもらい、1日限りの特別な風景をみんなでつくることができました。
人と人が顔を合わせ、好きなこと得意なことを伸ばしながら、身近な風景を作っていくこと。
「育つ庭」は、イベントの軸となった思想です。
そして、今年。これからどんな風景をつくっていきたいかを考えた時、
私たちが思いついたのは、
リアルな「育つ庭」という小さな場を持つことでした。
ゆっくり温めながらと思ったのですが、いろいろと考えることも多い中、
2020年は、そのイメージを形にする準備をはじめることにしました。
例年のように「夏至のピクニックパーティ」としてのイベント開催は行わず、
その先の風景をつくるための”準備期間”としたいと思います。
イベントという形ではありませんが、身近な風景を一緒に作っていきたいという想いは変わらず、
そのプロセスはお話の機会やウェブなどを通して、みなさんと共有していこうと思います。
まずは地図を広げて、小さな森と湧き水があるような、庭をつくる場所を探すことからはじめてみます。
自分たちの暮らしの中から、手の届くところから。
見晴らしのいい遠いところへ。
2020年3月 チームヤムヤム