イギリスでパブを巡っている時は、何かの形で発表しようとか、パブをしらみつぶしに調べようというつもりは全くありませんでした。喉が渇いてビールが飲みたいなと思ったとき、ちょっと一息つきたいと思ったとき、そんな時に目の前にちょうどパブが現れ、ふらりと入る、そんな感じです。そうした時に地元の人たちの感覚がほんの少し体感できるような気がするからです。何よりそうやって出会うビールは本当においしい。今回の講座では、パブに集まる人たちのことや、パブとフットパスのことなど、私たちが実際にパブで感じとった“かけらたち”を紹介してみました。ですが、45分くらいでと言われていたのに、気がつけば75 分もしゃべってしまいました…
終了後に見せていただいた学生さんたちの様々な感想や反応。一番うれしかったのは、「話を聞いていたら、ビールを飲みたくなりました」という感想!何かを「伝える」ことで、ちょっとうれしい作用が起こったらいいな、と常日頃思っている私たちにとって、それを改めて実感する貴重な機会でした。講座の内容については、次回レポートしたいと思います。